ラーメン二郎ファンの皆様、そして二郎未経験ながらもその魅力に興味を抱いている皆様、こんにちは!毎月恒例、Googleの月間検索数データから読み解く「ラーメン二郎人気店舗ランキング」の2025年6月版をお届けします。
気温の上昇とともに私たちの食欲や行動パターンが変化するように、ラーメン二郎の検索数にも興味深い変動が見られました。全体的な傾向から個別の店舗の動向まで、詳細なデータと共にその背景を深掘りしていきます。
【重要なお知らせとお詫び】新代田店の検索データについて
まず、皆様に重要なお知らせと深くお詫び申し上げたい点がございます。これまで、先月までのランキング集計において、ラーメン二郎 環七新新代田店の検索数について、正式名称である「ラーメン二郎 環七新新代田店」での検索キーワードを十分に加味できておらず、実際の人気度よりも少なく表示されてしまっておりました。
今月からは、より正確な店舗の人気動向を反映するため、「ラーメン二郎 環七新新代田店」の正式名称での検索数を基に集計を行っております。 これにより、新代田店の検索数が大幅に増加しており、これまでのデータとの乖離が生じておりますことをお詫び申し上げます。今後は、より正確な情報をお届けできるよう、集計方法の改善に努めてまいります。ご理解いただけますようお願い申し上げます。
それでは、早速2025年6月のGoogle月間検索数データを見ていきましょう。
【2025年6月度】ラーメン二郎 月間検索数データ一覧
以下の表は、2025年6月度のラーメン二郎各店舗のGoogle月間検索数データです。前月比の増減と合わせてご覧ください。

【2025年6月度】検索数データから読み解くラーメン二郎の動向
今回のデータから、いくつかの注目すべき動向が見えてきました。
1. 全体的に検索数が減少傾向に:夏場の二郎はやはり厳しい?
まず目を引くのは、多くの店舗で月間検索数が減少している点です。特に目黒店(-7400)、横浜関内店(-6000)、京都店(-6000)、朝倉街道駅前店(-9000)など、前月に比べて大きく検索数を落としている店舗が散見されます。
この現象には、いくつかの要因が考えられます。最も大きな要因としては、やはり気温の上昇に伴うラーメン需要の低下が挙げられるでしょう。6月に入り、日本各地で夏の気配が色濃くなり、最高気温が25℃を超える日も増えてきました。熱いラーメンは冬場には最高の味ですが、汗ばむ陽気の中では敬遠されがちです。冷やし中華やつけ麺など、より涼しげな食事が好まれる季節へと移行していることが、全体の検索数減少に繋がっていると推測されます。
筆者がよく通うラーメン二郎上野毛店の店主様も「暑いと客足が伸びないんだよね」とぼやいているのを耳にすることがあります。これは、二郎の店主自身も肌で感じている客足の変化であり、検索データにも如実に表れていると言えるでしょう。ラーメン二郎は一般的なラーメン店と異なり、ボリュームも多いため、暑い日にはさらにハードルが高く感じられるのかもしれません。
2. 季節的な要因:引越し・転勤シーズン終了の影響か
もう一つの季節的な要因として考えられるのは、4月の引越しや転勤シーズンが終わり、新生活が落ち着いたことによる検索需要の減少です。
新天地での生活が始まったばかりの4月や5月は、新しい住居や勤務地の周辺で飲食店を探す人が多くなります。特に、ラーメン二郎のような「その土地ならではの味」を求める層は、Google検索で周辺の店舗を調べる傾向が強いでしょう。しかし、6月に入るとそうした需要が一巡し、日常的な行動パターンに戻るため、新規探索の検索数が減少した可能性が考えられます。
3. ラーメン二郎 池袋店の検索数が突出して増加!その理由とは?
多くの店舗が検索数を減少させる中で、「ラーメン二郎 池袋店」は特筆すべき動きを見せています。 前月比で驚異的な+8200という増加を記録し、他の追随を許さない突出した上昇ぶりです。
この急激な増加の背景には、池袋店の5月17日(土)からの営業再開が大きく影響していると推測されます。長らく休業していた池袋店の再開は、多くの二郎ファンにとって待ち望んでいたニュースでした。SNS上でも大きな話題となり、再開日には長蛇の列ができたことも記憶に新しいです。
休業中も「ラーメン二郎 池袋」で検索していた層に加え、再開のニュースを聞きつけ、営業時間や混雑状況、メニューなどを確認するために検索した二郎好きからの注目が集中した結果、これほどの検索数増加に繋がったと考えられます。まさに、二郎ファンにとっての「聖地」が再び動き出したことへの期待感が、検索データに如実に表れたと言えるでしょう。
4. ラーメン二郎 荻窪店が検索数を伸ばした理由:初の「持ち帰り豚」開始が影響か
今回のデータで池袋店に次いで検索数を伸ばしているのが、「ラーメン二郎 荻窪店」です。前月比で+2200と、全体的な下降傾向の中で健闘している点が注目されます。
その背景として考えられるのは、荻窪店が2025年6月から「持ち帰り豚」のテイクアウトを開始したことが挙げられます。これまで一度もテイクアウトを行っていなかった荻窪店が、満を持して「持ち帰り豚」を始めたことは、多くの二郎ファンにとって大きなニュースとなりました。
自宅で二郎の味を楽しめるという新たな選択肢が加わったことで、普段はなかなか店舗に足を運べない層や、自宅でゆっくりと二郎の豚を味わいたいという層からの注目が集まり、検索数増加に繋がったと推測されます。これは、店舗が提供するサービスの変化が、直接的に検索需要に影響を与える好例と言えるでしょう。
5. その他注目すべき店舗の動向
品川店、神田神保町店、新宿歌舞伎町店など: これらの店舗は、検索数に大きな変動がなく、安定した人気を保っています。アクセスが良い立地にあることや、熱心な常連客が多いことが要因として考えられます。
三田本店: 唯一、年間平均検索数と全く同じ「60500」を維持しており、その揺るぎない人気と安定感を示しています。まさに二郎の総本山としての地位を確固たるものにしています。
まとめ
夏場の二郎は「目的買い」へシフト?新たなサービスも検索動向に影響
2025年6月のGoogle検索数データからは、気温の上昇や季節的な要因により、ラーメン二郎全体の検索需要がやや低調であることが読み取れます。しかし、これは決して二郎の人気が落ちたことを意味するものではなく、「夏場はより目的意識を持って二郎を訪れる層が増える」という傾向を示しているのかもしれません。
猛暑の中、わざわざ二郎へ足を運ぶのは、真の二郎ファンか、池袋店のように再開を待ち望んでいた店舗、あるいは荻窪店のように「持ち帰り豚」といった新たなサービスに魅力を感じた場合が多いでしょう。店舗側の新たな取り組みが、検索数という形でユーザーの関心を引きつけることが明確に示された月となりました。
今後、夏本番を迎えるにあたり、各店舗がどのような工夫で集客を図るのか、また、冷やし中華などの限定メニューが登場する店舗が検索数を伸ばすのかなど、7月以降の検索動向にも注目していきたいと思います。
来月も最新のGoogle月間検索数データを基に、ラーメン二郎の人気ランキングと動向を詳しく分析してお届けしますので、ぜひご期待ください!
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